熱中して跳ねる兄さんと冷たい肉まん

大海原に浮かぶタイフーンは闇に進む
毎日の日常の中で、「マジシャン」の意味合いってどう思う?関係ないと思う?「幸せ」は、あなたにとってはなんの意味があるんだろう。<ヘッダー>

どしゃ降りの木曜の夕方に友人と

はるか遠い昔に観賞したシネマが、「ビフォアーサンライズ」で、日本語のタイトルは「恋人までの距離」だ。
親戚のお姉さんに、「とてもいい作品」とプッシュされたストーリーだ。
電車内で居合わせたアメリカ出身のジェシーと、フランス人の、ジュディー・デルピー演じるセリーヌはほんの少しオーストリアのウィーンを歩き回る話。
このストーリーの変わっている部分は、これといったピンチとか起承転結の点の部分なんかが、見えないという点。
会ったばかりという男女が、恋愛観とか平和について永遠と語り合う。
見た時は中学校2年生の私は、経験不足で幼く、退屈しながら見過ごした物語だった。
といいつつ、昨日、たまたまTSUTAYAで目に留まり、懐かしく思い借りてみたところ、めちゃくちゃ感動した。
特に、レコード屋でkath bloomを聞きながら視線を投げあってしまうところ。
2人とも帰国の時、つまり、別れのシーン、そこで最後を迎える。
見た当時は心に響かなかったこの作品、時を隔てて楽しむと、前回より違った見方になると思う。
その後、ケイス・ブルームのCDを、itunesより探し出して聞きたい。

蒸し暑い日曜の深夜は想い出に浸る
普通、マンションで個人で行えるような働き方をして、稀に声があると派遣先に仕事に出る。
そのたまにが、本気でめんどく思えて仕方ない。
いっそ引き受けるの辞めてしまおうとか。
行くと頑張るけれど、大勢の人にはさまれて、みんなで業務をするのは難しい。
なんて、友達に相談すると、気持ちは分からなくない、などクスクス笑っていた。

月が見える日曜の夕暮れにカクテルを

その日は、宮古島まで働きに向かった。
ここは、非常に暑い!
Vネックのカットソーの上から、スーツのジャケット。
汗をかいてサウナ状態になりすぎて、上着の背広はぼろぼろに。
宿泊先にに着いて、仕方なくLUSHの石鹸で洗った。
乾いたらそのジャケットはピーチの匂いが続いた。
スーツが汚くなるのではないかと心配したけれど、何が何でも洗いたいと思っていた。

気持ち良さそうに泳ぐ友達と僕
まだまだ社会に出てすぐの頃、知識がなく、そこそこ大きな厄介なことをひきおこしてしまった。
罪の意識を感じることはないと言ってくれたお客さんだが、お詫びの方法も分からず、泣いてしまった。
若いお客さんが、高そうなコーヒーをあげる、と言いながらくれた。
ミスって2つも頼んじゃってさ、と話しながら全く違う飲み物を手に2つ。
高身長で、痩せててすっごくさわやかな表情をした女性。
悪かったな、と思い出す。

怒って口笛を吹く友人と冷たい肉まん

どんなことでも一つの好きなことを、長くコツコツ続けている根気のある人に拍手を贈りたい。
フットボールだったり、写真だったり、どんなに小さなことでも。
ワンシーズンに一度だけでも、幼馴染の仲間で、いつもの温泉旅館に泊まる!というような事も良いんじゃないかなと思う。
何でも地道に続ければ、絶対実用までたどり着くことがあるだろう。
あれは、幼稚園の時、ピアノと油絵を教わっていたが、また学習したいな。
こう考えるのは、リビングののはしっこにに祖母にプレゼントされたピアノがあるから。
今の自分は全然分からないピアノだけど、一生にもう一度弾きたいとという意思がある。

蒸し暑い金曜の夕方に散歩を
友達の彼氏であるSさんが経営する物産会社で、毎回梅干しを買っている。
酔っぱらうと電話をくれるSさんが可愛がっている部下のEくんという働き者は、まったくトークがかみ合わない。
ノンアルの時のE君は、非常にあがり症らしくそこまでいっぱい話さない。
そんな感じで、私はEくんとはじゅうぶんに話をしたことがない。

雨が降る日曜の午前に散歩を

江國香織さんの物語に登場する女の人は、陰と陽を潜めていると思う。
旦那さん以外との恋愛を責めない。
だけど、本当に大切に思っているのは別のたった一人。
という主人公が多々いるような気がします。
不倫を陰だとすれば、結婚生活は陽。
ふとした瞬間に別人が入ったように陰が出てくる。
結婚以外での恋愛に関する価値観はシカトして、登場する主人公を見つめる。
自分の中に新たな愛や見かたが姿を見せることもありえる。

息絶え絶えで走る彼女とわたし
4年前から、南九州に住んで台風を大変気にかけることになった。
風が全然違うからだ。
長崎に住んでいたことも千葉に住んでいたこともあるのだけれど、台風の風の強さが全然違う。
サッカーのゴールが動いていくと話を聞いた時は、オーバーだと思ったが、本当だった。
大型台風が直撃した後は、ヤシや大木は道に倒れ、海の横の道路は海からのゴミであふれ車で走るのにも道を選ばないと通れない。
海沿いの家では、車両のサイドミラーが破損したり、民家のガラスが割れ、風が入って天井が壊れたりと冗談と思っていたようなことを見てしまった。
直撃せずにかすっただけでも風はすごく強く、古い民家にいると家のきしむ音がめちゃめちゃ心配してしまう。

気どりながら体操する先生と突風

とある夏の午後。
少年は家の庭で、アリの行列が虫の死骸をせっせと運ぶところをまじまじと見ていた。
蟻たちはがんばって働いているのだが、虫の死体ひとつでこんなに大量のアリがいても、意味が無いんじゃないのかと、少年は不思議に思った。
少年は、アリ達に水をかけたらどうなるかな、という欲求が湧いてきた。
だが、今日のところは単純に観察し続けることにした。
暑い夏の日だったので、少年の汗がダラダラと流れ、雫となって蟻たちの近くに落ちた。

陽の見えない木曜の昼にこっそりと
少年はめちゃめちゃ空腹だった。
もうじき夏休みという時期、小学校から元気よく帰っている時だった。
セミはやかましく鳴いている。
日光は強く、夕方とはいえまだ陽は高かった。
少年は汗を流しながら一人で歩いていた。
友達と一緒に下校することも多いが、今日はめちゃめちゃひもじかったため、とっとと帰宅して何かを食べたかった。
少年が狙っているのは、昨日の夕食のカレーの残り。
昨夜のカレーは、まだ鍋に半分くらい残っていた気がする。
ご飯だっておそらく、残ったのが冷蔵庫にあったはず。
少年は期待しながら足早に家を目指した。
すると顔からは汗が一段と流れ出した。

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